今回はプログラミングをGo言語から学習し始めた人に向けた記事です。
バッククオートとダブルクォートの特徴と使い分けについてです。
要するにこの2つの違いは改行を活かすか、無視するかです。
それではさっそく解説いくぅ!
Go言語のバッククオート
Go言語のバッククォートは生の文字列リテラルを表すために使われます。
まぁ、Goに限らず他の言語でもだいたい同じだと思います。
生の文字列リテラルとは、エスケープシーケンスや特殊な文字を含まない文字列のことです。バッククォートで囲まれた文字列は、そのままの形で出力されます。
例えば、以下のコードではs1とs2は同じ内容ですがs1はバッククォートで囲まれているので、改行やタブなどがそのまま表示されます。
s1 := `Hello,
world!
This is a raw string literal.`
s2 := "Hello,\nworld!\nThis is a raw string literal."
fmt.Println(s1)
fmt.Println(s2)
Go言語のダブルクォート(ダブルクォーテーション)
ダブルクォートは、通常の文字列リテラルを表すために使われます。
通常の文字列リテラルとは、エスケープシーケンスや特殊な文字を含むことができる文字列のことです。ダブルクォートで囲まれた文字列は、エスケープシーケンスや特殊な文字が解釈されて出力されます。
これも他の言語でもだいたい同じ仕様です。
以下のサンプルコードでは、s3とs4は同じ内容を持ちますが、s3はダブルクォートで囲まれているので、\nや\tなどが改行やタブとして表示されます。
s3 := "Hello,\nworld!\nThis is a normal string literal."
s4 := `Hello,
world!
This is a normal string literal.`
fmt.Println(s3)
fmt.Println(s4)
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